俳句大賞受賞者一覧
- 第23回
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俳人協会俳句大賞 |
後藤ひさし(濃美) |
夕張の闇の真中に踊の灯 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
渡辺健(若葉) |
日も月も海より出づる貝風鈴 |
西澤照雄(いには) |
広島に鳩沖縄に櫻貝 |
俳人協会俳句大賞 プラチナ賞 |
清水治男(駒草・澪) |
水平といふ涼しさの月山湖 |
- 第22回
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俳人協会俳句大賞 |
塩谷康子(百鳥) |
創刊号終刊号も土用干 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
高木節子(運河) |
けふは木と話してをられ生身魂 |
俳人協会俳句大賞 プラチナ賞 |
細井房俊(馬醉木) |
秋暑し戦後七十年の皺 |
- 第21回
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俳人協会俳句大賞 |
名取光恵(いには・アカシヤ) |
稲の道嬥歌の山へつづきけり |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
駿河岳水(飛行雲) |
蒲団干す山岳警備隊詰所 |
- 第20回
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俳人協会俳句大賞 |
帆刈夕木(鷹) |
月山と書きて涼しき机かな |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
鈴木綾子(百鳥) |
出立の蹄に塩や祭馬 |
俳人協会俳句大賞 プラチナ賞 |
鈴木綾子(百鳥) |
出立の蹄に塩や祭馬 |
- 第21回
-
俳人協会俳句大賞 |
名取光恵(いには・アカシヤ) |
稲の道嬥歌の山へつづきけり |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
駿河岳水(飛行雲) |
蒲団干す山岳警備隊詰所 |
- 第20回
-
俳人協会俳句大賞 |
帆刈夕木(鷹) |
月山と書きて涼しき机かな |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
鈴木綾子(百鳥) |
出立の蹄に塩や祭馬 |
- 第19回
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俳人協会俳句大賞 |
大前貴之(雉) |
ひとつまみ麦茶にとかす能登の塩 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
池川紀子(櫟) |
胸に胸寄せて子猫を貰ひけり |
西田 誠(年輪) |
未だ誰も踏まぬ雪掻き患者待つ |
- 第18回
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俳人協会俳句大賞 |
上谷昌憲(沖) |
道を訊くために花買ふ巴里祭 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
西尾敬一(山繭) |
箱眼鏡父の銜へし跡くはふ |
西村蓬頭(菜殻火) |
聖堂は島の日時計麦の秋 |
伊藤柳香(かびれ) |
冷し酒蕪村贔屓を貫きぬ |
- 第17回
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俳人協会俳句大賞 |
千葉年子(晨) |
秋高し鞍まだ置かぬ当歳馬 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
細野和子(青山) |
首筋に太陽の熱箱眼鏡 |
宮本啓子(狩) |
遠足の列を正して解散す |
長井紀子(夏爐) |
御柱男と云はれ老いにけり |
- 第16回
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俳人協会俳句大賞 |
中岡照一(七種) |
鮎釣の腰をはなれぬ渦ひとつ |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
森山貞二(萌) |
山開き富嶽一齢重ねけり |
- 第15回
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俳人協会俳句大賞 |
宮沢房良(狩) |
手拭を当て垂乳根の籠枕 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
山川佳珠(煌星) |
栗の花匂ひに隙間なかりけり |
- 第14回
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俳人協会俳句大賞 |
小野寿子(沖・薫風) |
滝行者まなこ窪みてもどりけり |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
村田和司(鯱) |
墓買ひに来て郭公を聞いてをり |
鈴木伊都子(狩) |
裏山の闇なつかしき帰省かな |
- 第13回
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俳人協会俳句大賞 |
斎藤かつ志(無所属) |
汗拭いて死者より固く口結ぶ |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
相川シマ(若葉) |
ヨットの帆色失へる遠さかな |
武政礼子(雨月) |
少し水固しと云ひて種浸す |
- 第12回
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俳人協会俳句大賞 |
白石多重子(青山) |
校庭のプールの声の入れ替はる |
- 第11回
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俳人協会俳句大賞 |
中川忠治(山火) |
集乳缶雪を運び来て冷めず |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
川崎陽子(河) |
掬ひたる金魚水より冷たくて |
三上程子(春燈) |
人の世へ橋渡りくる螢かな |
- 第10回
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俳人協会俳句大賞 |
須藤秀代(けごん・南風) |
ちちははに見ゆる高さの門火焚く |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
田井洋子(幡) |
それとなく云うておくこと端居して |
水野幸子(蕗・北の雲) |
花火師に水の匂ひと火の匂ひ |
- 第9回
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俳人協会俳句大賞 |
岩本たくや(紺) |
蕎麦玉に布巾かけある帰省かな |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
内田哀而(泉) |
芭蕉布に芭蕉布の継当ててある |
井水貞子(春耕) |
海女桶を抱へてくぐる茅の輪かな |
- 第8回
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俳人協会俳句大賞 |
折本美智子(楓俳句会) |
がうがうと水揚げてゐる夜の新樹 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
近藤要子(紫苑) |
向こうから子の目がのぞく水中花 |
菅野孝夫(野火) |
石ころに日あたりながら寒波来る |
- 第7回
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俳人協会俳句大賞 |
大坂黎子(泉) |
形代の小さな顔を流しけり |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
栃木絵津子(鹿火屋) |
大仏の前屈みなる大暑かな |
小谷部東吾(濱) |
樏の穿かれて決まる右ひだり |
- 第6回
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俳人協会俳句大賞 |
田村いづみ(冬草) |
つねの山つねの川ある大暑かな |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
坂本秋峰(かつらぎ) |
遠泳に一すぢ白き那智の瀧 |
町野昭人(遠嶺) |
棹となる雁の絆を思ひけり |
- 第5回
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俳人協会俳句大賞 |
田村登代子(狩) |
嫁せし子のことも尋ねて盆の僧 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
田中惇貴(狩) |
枯蟷螂風にひつくり返されし |
川勝 春(馬酔木) |
白山の霧降る茅の輪くぐりけり |
- 第4回
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俳人協会俳句大賞 |
国樹かほる(かつらぎ) |
眼をあげる度に海あり掻き氷 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
久保百歩(畦) |
靴脱いで渚を歩く帰省かな |
篠原達子(猫蓑) |
大欅夏至の満月上げにけり |
- 第3回
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俳人協会俳句大賞 |
下山宏子(海) |
秋風や緋の色多き合戦図 |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
新井盛治(橡) |
水番の眼とすれちがふ真暗がり |
岩波涼咲(天為) |
馬乗りになりては束ね真菰刈 |
- 第2回
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俳人協会俳句大賞 |
長田 等(狩) |
一枚を植ゑて深田を這ひ上る |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
三部斗志夫(野火) |
月の出に鮎の瀬つよく匂ひけり |
堀部克巳(諷詠) |
天守より花よりほかのもの見えず |
橋本余四郎(日矢) |
雪国の雪ゆつくりと降りにけり |
- 第1回
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俳人協会俳句大賞 |
蓮見勝朗(鶴) |
蟻地獄枯山水のなかにあり |
俳人協会俳句大賞 準賞 |
土居民子(門) |
今にして思へばあれば狐火か |
加藤美子(駒草) |
畳まれて蚊帳に重さの生れにけり |
長谷川明子(風) |
流燈の上を市電の過ぎにけり |