俳句検索
「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品(2010年以降)等所収。順次拡充予定。
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俳句 | 作者 | 季語 | 季節 | 出典 |
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股引をもう見られてもよき齢 | 伊藤伊那男 | 股引 | 冬 | 『然々と』 |
マッチ一本迎火として妻に擦る | 伊藤伊那男 | 迎火 | 秋 | 『然々と』 |
動かせば火鉢に爺がついてくる | 伊藤伊那男 | 火鉢 | 冬 | 『然々と』 |
ボーナスを自分に出してみて淋し | 伊藤伊那男 | ボーナス | 冬 | 『然々と』 |
白鳥の白炎として降り立てり | 伊藤伊那男 | 白鳥 | 冬 | 『然々と』 |
蝮酒二日ほどして少し効く | 伊藤伊那男 | 蝮酒 | 夏 | 『然々と』 |
湯たんぽの慈母のごときを足蹴にす | 伊藤伊那男 | 湯たんぽ | 冬 | 『然々と』 |
春火鉢あればあつたで手をかざす | 伊藤伊那男 | 春火鉢 | 春 | 『然々と』 |
山笑ふ若草山もそれなりに | 伊藤伊那男 | 山笑う | 春 | 『然々と』 |
京の路地一つ魔界へ夕薄暑 | 伊藤伊那男 | 薄暑 | 夏 | 『然々と』 |
大仏の頭が見えて冬ぬくし | 伊藤伊那男 | 冬ぬくし | 冬 | 『然々と』 |
揺れやむは泣きやむに似て藤の花 | 日下野由季 | 藤の花 | 春 | 『馥郁と』 |
あらたなる風てのひらの空蟬に | 日下野由季 | 空蝉 | 夏 | 『馥郁と』 |
まだ見つめられたくて鴨残りけり | 日下野由季 | 残り鴨 | 春 | 『馥郁と』 |
薄氷また来る場所と思ひゐる | 日下野由季 | 薄氷 | 春 | 『馥郁と』 |
哀しみのかたちに猫を抱く夜長 | 日下野由季 | 夜長 | 秋 | 『馥郁と』 |
冬紅葉紅を出て真紅 | 日下野由季 | 冬紅葉 | 冬 | 『馥郁と』 |
またひとつ星の見えくる湯ざめかな | 日下野由季 | 湯冷め | 冬 | 『馥郁と』 |
寒禽の思ひ切るときかがやけり | 日下野由季 | 寒禽 | 冬 | 『馥郁と』 |
桜満開父がゐて母がゐて | 日下野由季 | 桜 | 春 | 『馥郁と』 |
ふたたびとなきあをぞらを鳥渡る | 日下野由季 | 鳥渡る | 秋 | 『馥郁と』 |
草も木も人も吹かれてゐて涼し | 日下野由季 | 涼し | 夏 | 『馥郁と』 |
馥郁と春の鷗となりにけり | 日下野由季 | 春の鴎 | 春 | 『馥郁と』 |
ひとつ足す窓辺の木椅子水温む | 日下野由季 | 水温む | 春 | 『馥郁と』 |
星涼しいのち宿るをまだ告げず | 日下野由季 | 星涼し | 夏 | 『馥郁と』 |
身のうちに心音ふたつ冬木の芽 | 日下野由季 | 冬木の芽 | 冬 | 『馥郁と』 |
紅梅を絵筆の先にふくらます | 堀切克洋 | 梅 | 春 | 『尺蠖』 |
恋猫のたとへばかの子ほどの恋 | 堀切克洋 | 恋猫 | 春 | 『尺蠖』 |
死化粧のごとき紋白蝶来る | 堀切克洋 | 紋白蝶 | 春 | 『尺蠖』 |
鳥雲に結婚離婚すべて紙 | 堀切克洋 | 鳥雲に | 春 | 『尺蠖』 |