俳句検索
「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品(2010年以降)等所収。順次拡充予定。
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俳句 | 作者 | 季語 | 季節 | 出典 |
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スリッパを幾度も揃へ夏館 | 下坂速穂 | 夏館 | 夏 | 『眼光』 |
鳴らしつつ探す風鈴吊るところ | 下坂速穂 | 風鈴 | 夏 | 『眼光』 |
夕焼けて鳴らんばかりの木となりぬ | 下坂速穂 | 夕焼 | 夏 | 『眼光』 |
止みし後も雨の音する夏木かな | 下坂速穂 | 夏木 | 夏 | 『眼光』 |
くさはらを歩めば濡れて魂祭 | 下坂速穂 | 魂祭 | 秋 | 『眼光』 |
木の下に人あらはなり霧の中 | 下坂速穂 | 霧 | 秋 | 『眼光』 |
葉ずれみな言の葉となる五月かな | 堀本裕樹 | 五月 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
天牛を鳴かすや黄泉の誰のこゑ | 堀本裕樹 | 天牛 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
火焔土器よりつぎつぎと揚羽かな | 堀本裕樹 | 揚羽蝶 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
巡礼に蛇捕りの婆まじりをり | 堀本裕樹 | 蛇 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
打たれたる百足虫鳴くなり山百重 | 堀本裕樹 | 百足 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
向日葵の首立てとほす豪雨かな | 堀本裕樹 | 向日葵 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
那智の滝われ一滴のしづくなり | 堀本裕樹 | 滝 | 夏 | 『熊野曼陀羅』 |
秋蟬の尿きらきらと健次の忌 | 堀本裕樹 | 秋蟬 | 秋 | 『熊野曼陀羅』 |
物憑きて萩真つ白に乱れけり | 堀本裕樹 | 萩 | 秋 | 『熊野曼陀羅』 |
行き倒れし者蟋蟀に跳び乗らる | 堀本裕樹 | 蟋蟀 | 秋 | 『熊野曼陀羅』 |
火の鳥の羽や吹かるる櫨紅葉 | 堀本裕樹 | 紅葉 | 秋 | 『熊野曼陀羅』 |
紀の国の水澄みて杉澄みまさる | 堀本裕樹 | 水澄む | 秋 | 『熊野曼陀羅』 |
銀漢を荒野のごとく見はるかす | 堀本裕樹 | 銀漢 | 秋 | 『熊野曼陀羅』 |
蝶凍てて空の起源の蒼さかな | 堀本裕樹 | 凍蝶 | 冬 | 『熊野曼陀羅』 |
ふるさとは血なり寒九の夜の水 | 堀本裕樹 | 寒九 | 冬 | 『熊野曼陀羅』 |
あけぼのや春の音とは水の音 | 片山由美子 | 春 | 春 | 『香雨』 |
断崖をもつて果てたる花野かな | 片山由美子 | 花野 | 秋 | 『香雨』 |
朝顔の種採りはじめ採り尽す | 片山由美子 | 朝顔の種 | 秋 | 『香雨』 |
消ゆるためかたちとなりぬ浮氷 | 片山由美子 | 浮氷 | 春 | 『香雨』 |
書斎へと子規忌の客を通しけり | 片山由美子 | 子規忌 | 秋 | 『香雨』 |
柊の花のましろき香と思ふ | 片山由美子 | 柊の花 | 冬 | 『香雨』 |
水音のかがやくごとし根白草 | 片山由美子 | 根白草 | 春 | 『香雨』 |
やはらかく胸を打ちたる団扇かな | 片山由美子 | 団扇 | 夏 | 『香雨』 |
聞きとめしことまなざしに初音かな | 片山由美子 | 初音 | 新年 | 『香雨』 |