俳句検索

「俳句カレンダー」「全国俳句大会」「俳句大賞」入選作品(2010年以降)等所収。順次拡充予定。
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20836句中17551-17580句を表示
俳句 作者季語季節出典
松蝉の声古釘を抜くごとし 小川軽舟松蝉『朝晩』
月涼し配管老いし雑居ビル 小川軽舟月涼し『朝晩』
めらめらと氷にそそぐ梅酒かな 小川軽舟梅酒『朝晩』
ひぐらしや木の家に死に石の墓 小川軽舟『朝晩』
月光や青の時代は頬痩せて 小川軽舟月光『朝晩』
いつか欲し書斎に芙蓉見ゆる家 小川軽舟芙蓉『朝晩』
利根川と荒川の民鰻食ふ 沼尾将之『鮫色』
重ね着を重ね着のままむずと脱ぐ 沼尾将之重ね着『鮫色』
川なりに泳いでをれば巾着田 沼尾将之泳ぐ『鮫色』
阿羅漢の衆生に零す秋の水 沼尾将之秋の水『鮫色』
夜来の雪腓返りに覚めてなほ 沼尾将之『鮫色』
犬ふぐり咲かせ紛れもなき国土 沼尾将之犬ふぐり『鮫色』
たんぽぽの絮吹くさやうならに代へ 沼尾将之蒲公英『鮫色』
火取虫なれば吾胸に止まり来よ 沼尾将之火取虫『鮫色』
痩案山子吾にカインの血の流る 沼尾将之案山子『鮫色』
けふの陽の落つる地平や梨の花 沼尾将之梨の花『鮫色』
沼面揺る冬木の影を骨抜きに 沼尾将之冬木『鮫色』
屋根といふ屋根は鮫色東風荒れて 沼尾将之東風『鮫色』
葉桜にすき間なく夜の来たりけり 沼尾将之葉桜『鮫色』
名月に水の速さの雲懸かる 沼尾将之名月『鮫色』
けふ眠るところ氷柱のあるところ 藤本夕衣氷柱『遠くの声』
寒林や息するやうに雨の降る 藤本夕衣寒林『遠くの声』
廃れたる城に鳥とぶ日永かな 藤本夕衣日永『遠くの声』
木の影のまじはらずあり更衣 藤本夕衣更衣『遠くの声』
掌にみづうみの水なつやすみ 藤本夕衣夏休『遠くの声』
月涼し家に寝息のあるごとし 藤本夕衣月涼し『遠くの声』
ほんたうのかなしみ知らず水草生ふ 藤本夕衣水草生ふ『遠くの声』
片耳のとばされてゐる雪兎 藤本夕衣雪兎『遠くの声』
初花やけふにあしたのあることよ 藤本夕衣初花『遠くの声』
雪片を赤子とひとつふたつと見 藤本夕衣『遠くの声』

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